マネージドPKI 〜外部IdP連携したカスタマイズ証明書発行と管理〜
SecureW2のマネージドPKIは、証明書の発行・更新・失効を含むPKI全体をクラウド上で管理するサービスです。オフィスに物理的なPKIを構築する必要がなく、MDM連携やIdP連携による証明書運用の自動化、業務ごとの中間認証局の多段階構成に対応します。
最終更新日: 2026年4月16日 / 提供・サポート: ペンティオ株式会社
マネージドPKIとは
マネージドPKIとは、証明書の発行・更新・失効を含むPKI全体を管理するためのサービスのことです。SecureW2が提供するマネージドPKIはクラウドでホストされたサービスなので、オフィスに物理的なPKIを構築する必要がありません。SecureW2のマネージドPKIには以下のような特徴があります。
- PKIの専門家にいつでも相談できるためセキュリティリスクを抑えることができる
- 証明書を発行したデバイス情報を保持し、世界中のMDMサービスと連携が可能
- 証明書発行するユーザー情報をOneLoginなどのIdPへのSAML認証返答で受け取り、自動的に証明書発行
- ひとつのルート認証局の配下に、業務ごとの中間認証局を作成して、証明書発行機関を多段階に構成することが可能
PKI(公開鍵暗号基盤)とは
PKI(Public Key Infrastructure:公開鍵暗号基盤)とは、公開鍵暗号方式という技術を利用して、暗号化や電子署名の機能を提供するセキュリティ基盤のことです。公開鍵暗号技術では、暗号化と復号に異なる鍵を使用します。片方の鍵で暗号化されたデータはもう一方の鍵でしか復号することができません。具体的には以下の機能を提供します。
- 認証:通信を行う相手が正当な人物であることを確認する
- 暗号化:通信内容を盗聴から保護する
- 電子署名:通信内容の改ざんやなりすましを防止する
マネージドPKIの機能
証明書を無制限に発行可能
一般的なPKIサービスの多くでは、クライアント証明書を発行するたびに料金が発生します。それに対し、SecureW2ではデバイス単位での料金体系なので、同じデバイスで利用する複数のクライアント証明書を発行しても費用増加はありません。1デバイス当たりの費用だけです。発行するクライアント証明書と同時に秘密鍵も発行して、中間認証局証明書・ルート認証局証明書のすべてをひとつにパックして、クライアントに届けられる形式にします。
業務に最適化した中間認証局を構築
SecureW2では、ひとつのルート認証局の配下に複数の認証局を構築できます。このため業務に最適化したクライアント証明書を発行する認証局を個別に構築することができます。例えば、無線LANの認証やIDaaSログインMFA認証などには多様なクライアント証明書が必要です。SecureW2では、それぞれの用途に応じて個別の認証局を複数構築することができます。
ルート認証局を無制限に構築可能
一般的なPKIサービスの多くでは、契約企業ごとにルート認証局はひとつを運用します。ひとつのルート認証局配下に中間認証局を構築します。ルート認証局の構築数に制限があるPKIサービスをご利用の場合、子会社や海外法人に向けて自社のルート認証局の配下に子会社認証局や海外法人認証局を構築してしまいがちです。しかし、自社ルート認証局配下に、子会社認証局や、海外法人認証局を構築することは、認証局構成として正常ではありません。このため、子会社認証局や、海外法人認証局の上位にはそれぞれに、子会社ルート認証局、海外法人ルート認証局を構築する必要が出てきます。SecureW2ではひとつの契約環境に、複数のルート認証局を構築することができます。もちろんルート認証局の構築は非常に簡単な操作で行えます。
IdP連携で自動でユーザー情報を取得
クライアント証明書の発行には、利用者ごとの情報を必要とします。このために、管理者が多くの利用者個別情報を手作業で入力するのは非常に手間です。SecureW2は、IdPと連携することでクライアント証明書の発行に必要となる利用者個別の情報をIdPから自動で取得し証明書に含めることができます。SecureW2は以下のディレクトリタイプを参照・連携することができます。
- SAML IdP (例:OneLogin, Okta, Azure AD)
- LDAP IdP
- Local IdP
一般的なPKIサービス・オンプレPKIとの違い
本ページに記載している範囲を、観点ごとに整理したものです。
| 観点 | 一般的なPKIサービス・オンプレPKI | SecureW2 マネージドPKI |
|---|---|---|
| 設置形態 | オフィスに物理的なPKIを構築する必要がある | クラウドでホストされ、物理的なPKIの構築が不要 |
| 証明書発行の料金体系 | クライアント証明書を発行するたびに料金が発生することが多い | デバイス単位の料金体系。同じデバイスで複数の証明書を発行しても費用は増えない |
| ルート認証局 | 契約企業ごとにひとつを運用することが多い | ひとつの契約環境に複数のルート認証局を構築できる |
| 中間認証局 | 構成の自由度はサービスにより異なる | ルート認証局配下に業務ごとの中間認証局を作成し、多段階に構成できる |
| 構築・メンテナンス | 担当者が構築と維持管理を行う | 構築とメンテナンスが自動的に行われ、運用に割く時間を最小限に抑えられる |
| ユーザー情報の取得 | 管理者が利用者ごとの情報を入力する運用になりやすい | SAML IdP・LDAP IdP・Local IdP と連携し、証明書発行に必要な情報を自動取得 |
よくあるご質問
SecureW2ではどんな証明書が発行できますか?
SecureW2では、下記5つの拡張鍵用途(Extended Key Usage)から適切な用途を選択して証明書を発行することができます。・サーバー認証(Server Authentication)・クライアント認証(Client Authentication)・メール保護(Email Protection)・スマートカードログオン(Smart Card Logon)・ケルベロス認証(KDC Authentication)
証明書の有効期限はどれくらいですか?
デフォルトの証明書有効期間は1年間ですが、管理者が必要に応じて期間を変更可能です。貴社の運用方針や業務要件に合わせて柔軟に設定できます。
SecureW2はSCEPをサポートしていますか?
SecureW2は、SCEP(Simple Certificate Enrollment Protocol)による証明書の自動プロビジョニングをサポートしております。
証明書が盗難や不正使用された場合、どう対応しますか?
SecureW2は、証明書の失効機能を備えており、不正利用が疑われる証明書を即座に無効化できます。また、RADIUS認証に基づくリアルタイム監視により、不正アクセスの試行を検出してブロックします。

