Windows 7 を導入するお客様に、暗号化ハードディスクを USB トークンで起動前に認証するソリューションをご提供いたします。USB トークンをキーとすることで、パスワードよりも強固なセキュリティを実現できます。社員が携帯する持ち出し PC の情報漏洩対策にご利用ください。Windows 8 および UEFI は SecureDoc v6.1 から順次機種個別にサポートを開始します。
暗号化ハードディスクの利用ではパスワードによる認証が一般的ですが、パスワードは盗み見られるなどして流布しても気づかないという問題があります。
通常はこのような事態を防止するため、パスワードを頻繁(2~3ヶ月に1度程度)に変更するポリシーで運用し情報漏洩を防止します。しかしこの事がかえってパスワードを記憶できずメモに書き留めるなどの事態につながって情報管理に逆効果な場合があります。
USB トークンに暗号化を解く復号鍵(暗号鍵証明書)を格納し、起動前
PC に USB トークンを挿入し起動前認証します。USB
トークンがなければ暗号化されたハードディスクにアクセスできないので大変安全です。
USB トークンは IC
カードと同じ技術が使われており、複製できません。紛失時には新たな
USB トークンを紐付けることで紛失した
USB トークンを無効にできます。
暗号鍵証明書を保管するのは、Pentio ADCS
認証局パッケージです。認証局に保管された証明書は、USB
トークンを紛失した場合に新しい USB トークンに証明書を格納することで、鍵の再発行ができます。これにより管理者は
PC の回収設定作業から解放されます。
各 PC の暗号ツールには復号鍵(暗号鍵証明書)を複数登録できます。例えば、利用者の暗号鍵証明書と、管理者の暗号鍵証明書との二つを登録してハードディスクを暗号化し、万一の緊急時は必要に応じて管理者 USB トークンで起動させることもできます。また、管理者は使用済み PC を別の利用者に再配布する初期化作業などでも管理者鍵を利用することができます。
出張などの遠隔地で暗号化ハードディスク PC を起動するときに USB トークンを忘れてきた場合は、管理者に連絡してください。管理者は PC を特定した後、SecureDoc サーバで生成した一時利用パスワード(ワンタイムパスワード)パスフレーズを利用者携帯電話に送ります。携帯電話で受け取ったパスフレーズを緊急起動操作から入力することで一時的に起動前認証させ PC を利用することができます。ただしこのパスフレーズは次回に利用することができないので安全は確保されます。
SecureDoc Disk
Encryptionは、WinMagic
Inc.が開発した PC
の盗難や紛失から機密情報を守るソフトウェアソリューションです。SecureDoc
をインストールすると、PC
のハードディスク全体が暗号化され、Windows
が起動する前に認証を要求するようになります。
SecureDoc により暗号化された PC が盗難にあっても、パスワードがなければ
Windows は起動しません。ハードディスクを抜いて他の
PC に接続しても、ディスク全体が暗号化されているため、データ復元ツールを使っても内部のデータを読み取ることはできません。更にパスワードの代わりに、ハードウェアトークンを使うことで、「トークンがなければ、起動しない」PC
を構築することができます。
全ての暗号は自動的に行われるため、ユーザは起動時の認証さえ行えば、暗号を意識することなく通常と同じ操作で暗号化された
PC を利用することができます。
また、標準機能として、同じソフトウェアで外部メディアのフル暗号、書き出し制御、使用制御を行えるのも
SecureDoc の特長です。これらの設定やポリシーは、全て
SecureDoc Enterprise Server(SES)と呼ばれる管理サーバで管理されます。SESは、Windows
のみならず、Mac OS X、Linux、自己暗号ドライブを搭載した
PC 等、様々なプラットフォームにおけるユーザ‐
PC ‐暗号鍵の管理を一元的に行います。
スタンドアロン運用 | 管理サーバ運用 | 管理サーバ・証明書併用 | |
---|---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() | |
①セキュリティ限界 | ▲ 起動パスワードのみ | ○ USB トークン+PIN | ○ USB トークン+PIN |
②起動鍵の複製 | ▲ パスワードを記憶に頼る | × 複製はできない | ○ 新 USB トークンに |
③起動鍵紛失の場合 | ▲ PC 回収と再設定 |
▲ PC 回収と再設定 (管理者鍵で再設定) |
○ 新 USB トークン送付 (PC 回収なし継続可) |
総合判定 | C せっかくの暗号化 PC だが セキュリティ限界が低い | B USB トークン併用でセキュリティ は高いが鍵紛失の運用が管理者 には高負荷 | A セキュリティ限界も高く、 導入後の運用も管理者には安心 |
必要製品群 | 製品名 | 数量 | 標準料金 |
---|---|---|---|
USB トークン | Pentio USB Token™ 3300A | 100個 | 700,000円 |
クライアント PC 用暗号化ツール※1 | WinMagic SecureDoc™ DiskEncryption | 100ライセンス | 1,650,000円 |
暗号化クライアント管理用サーバ※2 | WinMagic SecureDoc™ Enterprise Server | 1ライセンス | 0円 |
合計 | 2,350,000円 |
必要製品群 | 製品名 | 数量 | 標準料金 |
---|---|---|---|
認証局 | Microsoft Windows Server ADCS | 1 | 別途見積 |
OS: SecureDoc client for Windows :
Any 32-bit or 64-bit Windows release
from Windows XP * SP3, Windows Vista
SP2, Windows 7 to Windows 8.
* Windows Installer 4.5 is required to
be installed on Windows XP clients
RAM:512 MB RAM
HD:250 MB free space available
CPU:Intel, AMD, Cyrix or compatible
processor (1 GHz or better). AES-NI is
supported only on some Intel CPUs.
データベース:Unified Extensible Firmware
Interface (UEFI) is supported only on
compatible products./For devices not
certified, UEFI must be run in BIOS Compatibility
mode.
OS: Mac OS X 10.5.2 or later
(Leopard)/Snow Leopard up to 10.6.8/
Mac OS X 10.7.1 to 10.7.5 (Lion)/
Mac OS X 10.8, 10.8.1, 10.8.2
(Mountain Lion) RAM:256 MB RAM
HD:128 MB free space available.
OS:Any 32-bit or 64-bit Microsoft
Server platform from Windows 2003
onward./ Windows Vista Professional,
and Windows 7 Professional can be
used for SES but are not
recommended./.NET Framework
4.0+/.NET 3.5/ Microsoft Windows
Identity Foundation 3.5
※SES Web set-up requires the installation
of Microsoft Internet Information Services
7.0 (IIS 7.0).
※ Windows Server 2003 does NOT support
IIS 7.0.
RAM:Minimum 512 MB RAM, with 1 GB or
more recommended.
HD:Minimum 4GB hard drive, with 40GB
or more recommended (varies depending
on number of users).
CPU:Intel Pentium (minimum)
データベース:32-bit or 64-bit Microsoft
SQL Server 2012, 2008 R2, SQL Server
2008, or SQL Server 2005./No-cost basic
versions of SQL Server 2008 (Express
Edition) or SQL Server 2005 and 2012
(Express Edition) are available from
Microsoft .
ディスク暗号化/複合化・ PC ブート制御・スクリーンロック・未暗号化デバイスの使用制御・ USB デバイス制御
AES256bit
・Common Criteria EAL-4
・FIPS 140 level 2
・NISTによるAES認定
SecureDoc™については
下記へお問い合わせください。
ウインマジック・ジャパン株式会社
http://www.winmagic.com/