フォルテックは、建築構造設計を専門とする設計事務所です。従業員20名の構造設計事務所としては人数の多い設計事務所です。物件(プロジェクト)ごとに発生する文書ボリュームはたいへん多く、物件によっては設計図書が1,000枚から2,000枚の文書になることもあります。このように業務上文書量が膨大であることから、プロジェクト終了時にとりまとめる成果物(設計図書)保管スペースの増大がひとつ目の悩みでした。
ふたつ目の悩みは、平成19年施行の建築士法により、完成図書は15年間保存が義務化されたことでした。毎年約500プロジェクトをこなすフォルテックは、15年間“紙の”完成図書保管をすると多大な保管スペースを必要とすることになります。
これはたいへんな事になると気がつきました。(島田)
この課題の解決に悩んでいた際に、別の方法があることに気がつきました。ペンティオ株式会社 長谷川社長が「タイムスタンプで完成図書保管ができる」「紙文書保管ではなく電子文書保管」と話していたことを思い出し相談をしました。(今野)