OneLoginを利用してSalesforceにユーザープロビジョニングする方法

1. 目的

この記事ではOneLoginを利用してSalesforceにユーザープロビジョニングする方法および注意事項をご紹介します。通常、SAML連携とユーザープロビジョニング連携を同時にお使いいただきますので、OneLoginとSalesforceをSAML連携しSSOを実現する手順を参照してください。

前提条件

  • OneLoginのライセンスがAdvancedProfessional Bundleであること
  • OneLoginにおける管理者権限をお持ちであること
  • Salesforceのライセンスが Professional Edition, Enterprise Edition, Unlimited Edition, Developer Editionであること
  • Salesforceにおける管理者権限をお持ちであること
  • Salesforceで組織のドメイン設定が完了していること 設定 > 会社の設定 > 私のドメイン で予め会社のドメインを設定してください 私のドメインが設定されていないと、OneLoginポータルからアプリにアクセスすることが出来ません。

2. 手順

ユーザープロビジョニング連携の設定

  1. Salesforceに管理者としてログインし、[設定]> [会社の設定] > 組織情報 に移動し、salesforce.com 組織 IDをコピーします

  2. OneLoginに管理者でログインし、[管理]から[Applications]>[Add App]を選択します

  3. アプリケーションを検索の検索欄に、 Salesforce を入力しSAML2.0コネクタを選択します(※Salesforce Communitiesではありません)

  4. Add SalesforceページのDisplay Nameで、OneLoginポータルでの表示名を設定します 例:Salesforce 次に、Connectors > Connector Version > SAML2.0 - user provisioning をチェックしてから[Save]をクリックしてアプリを追加します

  5. Configuration > Application detailsの Update Entitlements にチェックを入れ、"Salesforce Login URL" に https://login.salesforce.com?so={組織ID} を入力します。API Version をVersion41に選択し、[Save] をクリックします

  6. API ConnectionがOAuthの形式に変わったことを確認したら、Salesforce OAuth >[Authenticate] をクリックします。ポップアップが表示されるので ”Salesforce” をクリックします

  7. Salesforceからアクセス許可を求められるので [許可] をクリックします。API Connection > Salesforce OAuth > Clear Tokenという表示に変わればAPI接続は完了です

  8. Access > RolesでSalesforceを割り当てるロールを選択し、[Save]します

  9. Provisioning > Workflow > Enable provisioning にチェックをいれ、[Save]します

  10. Salesforceでは、プロビジョニング連携を行う際にProfileを設定する必要があります OneLoginで Parameters > Salesforce Field > Profile をクリックします

  11. Edit Field Profile ValueにSalesforce上のユーザの権限を設定します ProfileをProvisioningの際に条件として使用するためにFlags > Include in User Provisioningにチェックを入れ、[Save]します

3. 結論

プロビジョニングが成功すると、Provisioning Stateが緑色でProvisioned が表示されます

Profileを手動で変更する方法

例えば、山本太郎というユーザのProfileを標準ユーザ からシステム管理者に変更したい場合は以下の手順で行います。

  1. OneLoginのアプリ管理画面でUsers > 太郎 山本をクリックしProfileをシステム管理者から標準ユーザに変更し、[Save]をクリックします

  2. 山本太郎のProfileが標準ユーザに設定されており、手動で上書きしたことを示すアラートが表示されていることを確認します

  3. Salesforce上の山本 太郎 のProfileが標準ユーザに変更されていることを確認します



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