OneLoginのMFAとしてGoogle Authenticatorを設定する方法
1. 目的
従来のIDとパスワードだけの認証方法ではパスワードの漏洩やブルートフォースアタックなどに脆弱という問題点がありました。そこで近年ではIDとパスワードに加えて複数の種類の認証を要求し、セキュリティレベルを高めるために多要素認証(MFA)の利用が広がってきました。 ペンティオの提供するOneLoginでは18種ものMFAを使用でき、ログインする人や環境に合わせた認証要素を選ぶことができます。OneLoginでご利用可能なMFAについてはこちらをご確認ください。
このページでは認証要素の1つであるワンタイムパスワード(OTP)を利用するためにGoogle Authenticatorのセットアップ手順を紹介します。
前提条件
- ご自身のOneLoginアカウントをお持ちであること
- Google AuthenticatorをOTPとして使用するユーザーポリシーを設定していること(管理者の方はこちらの記事をご参考に、ユーザーポリシーを設定してください)
2. 手順
2.1 ユーザーの初回ログイン時の手順
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OneLoginアカウントのユーザー名とパスワードを入力し、[続行する]をクリックします
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[セットアップを始める]をクリックします(この画面は、管理者がOTP認証を必須に設定している場合に表示されます)
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次に、お使いのスマートフォンでGoogle Authenticatorをインストールします
■ iOSの場合:App StoreでGoogle Authenticatorと検索し、検索結果に出てくるGoogle Authenticator (Google LLC)をインストールしてください■ Androidの場合:Google PlayでGoogle Authenticatorと検索し、検索結果に出てくるGoogle Authenticatorをインストールしてください
2.2 QRコードによる登録手順
QRコードを使用してGoogle Authenticatorへ登録を行う手順をご紹介いたします(以降の画像はiOSの例です)
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Google Authenticatorアプリを開き、[開始]をタップし、[コードを追加]をタップします。
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[QRコードをスキャン]をタップします
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スマートフォンのカメラからOneLoginのQRコードを読み取ってください。読み取った後、[次へ]をクリックします
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Authenticatorに表示されている6桁の認証コードをOneLoginの認証画面に入力し、[続行する]をクリックします
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完了後、ポータル画面へ移動します
以上の設定により、OTP認証が設定されます
2.3 セキュリティコードによる登録手順
セットアップキー使用してGoogle Authenticatorへ登録を行う手順をご紹介いたします
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Google Authenticatorアプリを開き、[開始]をタップし、[コードを追加]をタップします。
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[セットアップ キーを入力]をタップします
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アカウント情報の入力欄が表示されます
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アカウントへログインを行うOneLoginのユーザー名、メールアドレスを入力します
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OneLoginの画面を開き、[コードをスキャンできませんか?] をクリックします
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セキュリティコードが発行されます
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Google Authenticator の キーにセキュリティコードを入力します セキュリティコードは60秒で更新します
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入力が完了したら [追加] をクリックします
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6桁の数字が表示されます
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OneLoginを開き、Google Authenticatorへ表示されている数字を入力します
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入力が完了したら続行をクリックします
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OneLoginへログインし、ポータル画面が開きます
3. 結論
Authenticatorが適用されているかの確認
実際にOTP認証(google Authenticator)が適用されているかどうか、プロフィールページから確認することができます
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ポータル画面右上のユーザーアイコンをクリックし、[プロフィール]をクリックします
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[セキュリティ要素]をクリックします
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ファクタにgoogle Authenticatorが表示されていれば、Authenticatorが適用されています。
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詳細は以下よりご覧ください。